Blind Wind Blog

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土曜日、よく晴れた昼下がり、いつもの茶房にて。

いつもの窓際席に座り、ノートを開いていると
店主がテーブルまでやってきた。
手のひらの上には、いつかなくしたMONOの消しゴム。

「先々週いらしたときに置き忘れてあったので、もしかしたらと思って」
「ああ! 確かに私のです。ありがとうございます」
「先週いらしたときに渡し忘れて、しまったって思ってたんです」

微笑んでカウンターの向こうに戻っていく店主。
その背を見ながら、ああ、なんだかいい店と客の関係だなって思った。
その翌週。

カウンターでいつもの銘柄を注文しようとすると、
店主が何かハッとしたように奥へ引っ込んだ。
戻ってきたとき、その手のひらの上には、ちぎれた消しゴムの切れ端。

どうひいき目に見てもゴミです。店主。

「これ、やっぱりあなたのじゃないですか?」
満面の笑みを浮かべて消しゴム(だったもの)を手渡そうとする店主。
「ああ、ありがとうございます。捨ててください」
微笑みながら応えると、店主は一瞬とまどって、それから気丈に笑顔を作り直した。

これはなんだ。どう解釈すればいいのか。
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