Blind Wind Blog

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
川辺にて

低気圧のせいか茫としがちです。
そのせいか帰り道、見上げた電線に、トリ除けらしき
ビニール袋で作ったお団子がたくさん飾られているのを見て
うっかり戦慄してしまいました。
トリの死体がたくさん吊されているように見えたのです。
 
昔、住んでいた町に、とっても優しくて、上品なご婦人がいました。
御近所同士だったということもあり、
未就学児だった私はたいそう可愛がっていただいたのですが
その人の家は、大変な鳥害に悩まされていたんですよね。
理由はわからないのですが、
そのおばさんの家がピンポイントで狙われていて
穏やかなるおばさんも我慢の限界、といった風でした。

ある日、おばさん宅の前を通りすがったら、家の軒先に
トリの死体が吊されていたんですよね。何匹か。
どうやって捕まえたのかは知らないし、
もしかしたらその吊されていた網自体が罠だったのかも知れません。
ただ、トリは足を突っ張り、固くなっていて、
乾きつつあり、蝿がたかり始めていました。
あの温厚なおばさんが、ほほえみの裏に
ここまで苛烈な本性を隠し持っていたのかと思って
幼心に軽い衝撃と恐怖を抱いたのを思い出します。

住宅街のヴラド・ツェペシュとも言うべきそのおばさんが
市も県も違うこの町にもいるのかと思って、
やるな日本、と思いましたが、
冷静になってみると、どこにいてもおかしくないわけだなあ、
と考え直しました。
人間は基本的に残酷だと思っています。
そう思うようになったのかもしれませんけど。


最近、光風霽月という言葉を覚えました。
「こうふうせいげつ」と読みます。
広辞苑によると「心が高明で執着なく、快活・洒落なこと。」

そうありたいものです。
スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://bkyt.blog55.fc2.com/tb.php/89-cf697a6c

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。